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CHORAL DANCE THEATRE O.F.C.

” 音楽とは、音と言葉と踊りを融合したものだ。” カール・オルフ

高度にテクニックが発達し細分化された現代の身体芸術。

歌うこと、踊ること、楽器を奏でること。

​見えない境界線を乗り越える舞台をO.F.C.は目指しています。

O.F.C.について

O.F.C.の活動は1995年の「カルミナ・ブラーナ」公演から始まりました。作曲者カール・オルフの生誕100年のこの年、オルフが意図したバレエを伴った舞台形式での上演を企画しました。抜粋版ながら創作バレエ作品「カルミナ・ブラーナ」(1982年初演)を創っていた佐多達枝に、全曲版「カルミナ・ブラーナ」の新演出・振付を依頼し上演が実現しました。演者をひとつ舞台にのせるだけでなく、それぞれをもっと有機的に機能させるため、佐多のアイデアで合唱団を動かし、古代ギリシャ劇のコロスのように舞台の進行を助ける役割を与えました。それはまさにオルフの想定した「歌い踊る合唱を伴った舞台作品」でした。合唱舞踊劇 (Choral Dance Theatre)の誕生です。以来O.F.C.の作品では歌い踊る合唱「コロス」が音と言葉とダンスを繋いでいます。


創立以来、芸術監督の佐多達枝を中心に、彼女の作品を支え、日本のバレエ界を牽引してきたスタッフとダンサー、そして新進気鋭の歌手からベテラン指揮者まで、常に話題となる音楽家と共に多くの作品を上演して参りました。この活動が評価され、平成25年度文化庁芸術祭大賞(舞踊部門)を受賞しました。これからも立ち止まることなく、合唱舞踊劇という世界を深めて行きたいと考えています。

                     代表 柴 大元

佐多 達枝  O.F.C. 芸術監督

'32年東京生まれ。母は作家の佐多稲子。4歳からバレエを始める。高田せい子、エリアナ・パヴロワ、東勇作に師事。'54年15人の同人で青年バレエグループを結成し「ひかりごけ」を発表。'74年江川明らと東京バレエセンターを設立。また、'79年からは自身のプロデュース公演「佐多達枝バレエ公演」を開始。'81年文化庁在外特別研修員としてフランス、アメリカへ渡る。'57年に夫・河内 昭和とバレエスタジオを設立。創作活動とともに後進の育成にも取り組み、国内外で活躍する優秀なダンサーを多数輩出している。

主要作品

死んで花実が咲くものか ('88年)

満月の夜 ('97年)

カルミナ・ブラーナ('82年)

四谷スキャンダル('90年)

​父への手紙('93年)

​庭園('06年)

主な受賞歴

舞踊批評家協会賞('84、'90、'94、07年)

橘 秋子特別賞('86年)

ニムラ賞('90年)

東京新聞芸術賞('92年)

芸術選奨文部大臣賞('93年)

紫綬褒章('96年)

旭日小綬章('05年)

​オルフ祝祭合唱団

合唱舞踊劇の舞台でコロスの役目を担うのは、「オルフ祝祭合唱団」。公募による団員で構成され、合唱舞踊劇公演のほか、在京オーケストラの演奏会でも高い評価を得ています。

オルフ祝祭合唱団公式サイトへ

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